【ファーストクラス】ニューヨーク→羽田便（NH109）でANAファーストクラスに搭乗してきました

みなさんこんにちは。ひやまんです。

ファーストクラスで世界一周第六便ということでニューヨークはジョン・F・ケネディ国際空港からANAファーストクラスにて羽田まで戻ってきましたのでご紹介します。

今回の旅行の最終便です。

素敵な機材に美味しいお食事とフィナーレにふさわしいフライトでした。

2023年12月に搭乗しました。

今回のフライト

今回搭乗するのはANAが運行する、ニューヨーク（ジョン・F・ケネディ国際空港）13:05発ー東京（羽田空港）17:40+1着のNH109便です。

フライト時間は約14.5時間です。

B777-300ER、ファーストクラスは8席

NH109便はB777-300ERという機体で運行されています。

全体で212席、ファーストクラスは8席、ビジネスクラスが64席です。

ANAの最新座席The Suite

B777-300ERにはANAの最新ファーストクラスシートであるThe Suiteが配備されています。

シートのドアと個室型のシェルによりプライベート感を確保しながら、ゆとりある特別な空間を楽しめます。

このシートは執筆時点で東京ーNY路線と東京ーサンフランシスコ路線にのみ配備されています。

詳しくは公式サイトで確認できます。

ちなみにビジネスクラスにはThe Roomが配備されており、こちらも個室タイプのシートになっています。

チェックイン～搭乗まで

というわけでジョン・F・ケネディ国際空港でチェックインを行います。

ジョン・F・ケネディ国際空港はターミナルが１～８とたくさんありますが、現状ANAが飛ぶのはターミナル7です。

ANA用のチェックインカウンターがあり、ちゃんとファーストクラス用カウンターも設置されています。

ただ受付の人はアメリカンで日本語は通じませんでした。あと何か雑。最後までアメリカ感満載です。

こちらがチケット。座席は何故かみんなに大人気な1Aです。

1Aは基本的にブロックされていますが（一説によると急なVIPの予約に対応するためだとか）、2日前に座席指定サイトを見たら空いてたのでとってみました。

チェックイン後はちょっと歩いてラウンジに移動します。

以前はブリティッシュエアのファーストクラスラウンジがあったようですが、現在は閉鎖されているためHorizonsラウンジがANAの指定ラウンジとなっています。

そんなに広くなかったので簡単にご紹介。

入って左側がファーストクラス用のラウンジです。

お酒コーナー

軽食類。チキンがとても美味しかったですお隣にはサラダ類もあります。

機内での食事が楽しみだったのでここではあまり食べませんでした。

ロッカーがありましたが使用不可のようでした。

フライトの案内版もあります。ANAの便については遅延や搭乗のタイミングでアナウンスが有りました。

搭乗のアナウンスでゲートへ向かいます。

ゲートはANAらしくファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミーで分かれていました。

フライト

というわけで乗り込みます。

座席の様子

こちらがNH109のファーストクラスシート The Suiteです。

シート幅や奥行きは一般的？なファーストクラスという感じですね。

広いですが他に比べてとても広いという印象はありません。シートの幅はやや広めに見えます。

荷物は頭上に格納するタイプです。

全景はこんな感じです。1-2-1の2列配置で計8席です。

個室感のあるシート設計のためオープンは座席に比べると壁が多いなあという印象です。

このときは4席に利用者がいました。世に金持ちの多いことを痛感させられます。

壁にはハンガーとクローゼットが設置されています。ただあまり大きなものは入れられないので入れるならジャケットくらいですね。

ダウンジャケットを着てたので入れてみようかと思いましたが、大きいものはお預かりしますねとのことでCAさんに回収されてしまいました。

モニターがでかい！40インチの4Kモニターです。

他社のファーストクラスは大きくても30インチは無かったので圧倒的大きさです。

たださすがのファーストクラスというか、そこそこ距離があるので圧迫感はありません。

フライト中にこれでジョン・ウィックを見ていましたが迫力があってとても良かったです。

左サイドには画面のコントローラーや座席の操作パネルなどがあります。

左下段にはストレージが2つ、手前の方には充電用のUSBーAや電源が用意されています。

少し残念だなあと思ったのは、充電するためにケーブルを挿して蓋を閉じるとケーブルが蓋に挟まる点ですね。ちょっと隙間を空けるだけでケーブルが傷みにくくなるのでそこは対処していてほしかった。

ストレージは右前にもついていました。座席から使うにはちょっと遠いです。

窓とは反対側の側面には書類ケースがついていて、

開けると鏡になっています。

テーブルは常に出ているタイプで、使用時は手前に引っ張って移動させます。

座席の扉を閉めるとこんな感じになります。

上が空いてはいますが、完全に閉まるので隣の席からの視線はシャットアウトできるので個室感があります。

地味に席から扉までに隙間があるので、そこに履物をおいておけるのが個人的にとても良い点でした。トイレに行くときなど移動しやすいです。

アメニティ類

アメニティポーチはグローブトロッターです。

※2024年からエッティンガーになるようです。

内容物としてはアイマスク・耳栓・歯ブラシなどなどのよくあるものに加えて、THE GINZA製のスキンケア製品一式が入っていました。

Amazonで調べた範囲だとこちらの製品が内容物としては近そうですね。

ちなみにポーチ自体はこんな感じで内部に仕切りがついているタイプです。

私は充電ケーブルを入れる程度の利用方法しか思いつきませんが、色々使えそうな気もします。

良い使い方がありましたらコメントもらえると助かります。

アメニティポーチには入っていませんでしたが別途こちらのサントリー製スキンケア製品も配置されていました。

THE GINZAと合わせると合計で1万円くらいのアメニティがぽんと置かれているあたりさすがのファーストクラスです。

続いてパジャマ。最初から席に配置されていました。

Lサイズだったのでもっと大きいのはないのか聞いたところXLサイズが出てきました。

上着に胸ポケットがついていませんでしたが、スナップボタンで首元の開け閉め調節が可能、ズボンはポケットが付いていて機能的と他社比で満足度が一番高いものでした。

ズボンについては他社のパジャマが結構ペラペラなところこちらは普通のスエットのような素材でしっかりしている印象です。

ヘッドセットはソニー製です。

手を当てると外部の音が聞こえるようになる機能がなかなかいいと思いました。

その他、靴下などのアメニティは別途配られるので自分で必要なものを選択することが可能です。

アロマや足のリフレッシュシートなどもあります。

食事類

やはり和食が美味しかったです。

ドリンク

ウェルカムドリンクはシャンパンを選びました。多分KRUGだと思います。

ファーストクラスに5回も乗ってるとシャンパンにも騒がなくなってしまいました。

フライト1回目の自分が懐かしい。

日系航空会社だけ合って日本酒・焼酎も入っているので好きな人にはたまらないように思います。

田酒など高級酒が見受けられます。

頼みましたが間の悪いことに風邪で鼻が詰まっていて風味がよくわかりませんでした...。残念。

焼酎

シャンパンは2種類あるみたいですね。他にも各種赤・白ワインが用意されていました。

ウィスキーなどもそこそこあります。

食事

食事は和食か洋食から選びます。といいつつ余っていれば多分なんでも出してくれると思います。

今回は和食をチョイス。なのでキャビアは出てきません。

アミューズからはじまり

先付け類

お椀。出汁が効いていてとても美味しかったです。

お造り

そしてメインディッシュ

デザートも。

とにかくすべて美味しかったです。やっぱり和食って最高だな、って思わせてくれます。

ここからはいつでも頼める軽食類です。14時間あるので結構楽しめます。

ホッケスティック、カツオとアジの天日干しにさつま揚げ

海鮮バラちらし丼

金目鯛磯のり茶漬け

和食セット（お椀の味噌汁をメロ葛打ちに変えてもらっています）

全部美味しかったです。もっと食べられましたがちょっと遠慮してしまいました。

次があるなら洋食も全て試してみたいところです。

その他

ファーストクラス利用者は無料で機内Wi-Fiが利用できるクーポンをもらえます。

カナダ上空を飛ぶのですが、エドモントンの北東部の地図で見たらやたら湖がある一帯が本当に地図通りなんだなということが分かってなかなか良かったです。

航路的にイエローナイフ上空を飛ぶようだったので時期的にもオーロラが見られるかもしれないとちょっと期待していましたが、フライト中はずっと日が沈まず見られませんでした。羽田→NYなら見られるかもしれないですね。

イエローナイフ近辺ですがオーロラは期待できそうにないですね。残念。 pic.twitter.com/kvLrEFiiMG

— ひやまん@ファーストクラスで世界一周楽しかった (@hiyaman_blog) December 14, 2023

アラスカのあたりは凍ってました。

たまたまですがポケモンジェットだったようで記念品をもらいました。

どうやらイーブイジェットだったようです。CAさんのイーブイの発音がEVだったのが印象的でした。

イーブイジェットでした。というわけで日本に帰ってきたぞー。
ファーストクラス利用客の中でも1人だけ明らかに優遇されてるおっさんいたのがとても気になっています。 pic.twitter.com/Eu39pKweZS

— ひやまん@ファーストクラスで世界一周楽しかった (@hiyaman_blog) December 15, 2023

記念品の中身はこちら。ステッカーはせめてピカチュウかイーブイが描かれていてほしかった。

ちなみにアジア方面の中長距離路線にポケモンジェットが、アメリカとロンドンの長距離路線にイーブイジェットが飛んでいるようです。もろもろ詳しくは公式サイトで確認できます。

パジャマは持ち帰り可能ですが、持って帰ると伝えたらビニール袋をくれました。

エミレーツみたいにちょっといいやつに入れてくれたらな、とか思ったのは内緒です。

ANAのファーストクラスに搭乗した感想

ANAも含めて今回はこれまでに5フライトのファーストクラスを体験してきましたが、座席・サービス・食事などなど総合的に見ると一番良かったなと思います。

日本語でCAさんとコミュニケーションが取れる、美味しい和食が出てくるという点の比重がかなり高くなっているような気もするのですがそこは日本人なので仕方ないですよね笑

シートのみに着目しても完全に扉が閉まる点や43インチのディスプレイなど他社に比べて優位な点があるのでここもポイントが高いです。

ただ全部が全部最高かというとそういう感じでもなく、例えばもらえるアイテムの豪華さという観点ではエミレーツに軍配が上がるかなあという気もします。

しかしながら総合的に見るとやはりANAのほうが良かったと思っています。

ANAでも豪華なお土産を出してくれたら多分最強かと思います笑

まとめ

ANAのファーストクラス（The Suite）についてご紹介しました。

どちらかというと平均的にクオリティが高く、尖った印象は薄いのですが、日本人的にはご飯が美味しいという一点で評価がぐんぐん上がるのでそういう意味では最高の路線ではないかと思います。

次はJALのファーストクラスに乗って日系でどれくらい違いがあるのか見てみたいなあという気になりました。

ANAはマイルも貯めやすく頑張ればまた乗れそうなので、ちまちま貯めていつかまた乗りたいと思います。

でわでわ。ごきげんよう！