みなさんこんにちは。ひやまんです。
以前世界一周旅行を行ったところ、途中でトランクが壊れてしまいました。
そろそろ買い替えどきかな、でもここまでステッカー貼って愛着あるしどうしようかな、と思ってたんだけどついに足が逝ってしまった・・・。
タイ辺りで新しいやつ買うか。
とりあえずホテル全部駅から近いとこにしといて良かったわ。 pic.twitter.com/jdyJI26UH0— ひやまん@日常系ブロガー (@hiyaman_blog) September 10, 2022
日本に帰ってから自費で修理に出したのですが、よくよく考えたら手持ちのクレジットカードに携行品損害保険が付帯していたことを思い出しました。
ダメ元で請求したところなんときっちり修理費全額支払ってもらえました。
というわけで今回はクレジットカードの携行品損害保険の請求方法についてご紹介しようと思います。
そんな機会は無い方がいいですが、この記事が皆様が保険金請求する際にお役に立てれば幸いです。
前提条件
ひやまんはダイナースクラブカードを使用しています。
クレジットカード付帯の保険と一口に言っても保証内容や保険金の請求方法は利用しているカードによって変わるのでその辺りはご自身でお持ちのカード会社に準拠して読み替えてもらえればと思います。ちなみにダイナースクラブカードの保険は東京海上日動火災保険のようです。
ダイナースクラブカードは年会費が2万4千円(ANAダイナースカードの場合は約3万円)かかりますが、海外・国内旅行傷害保険の自動付帯や海外空港ラウンジ利用など旅行関連のサービスが充実しているので旅行を良くする方にはオススメです。あとANAマイルがためやすいです。
保証範囲
そもそもトランクの修理代が補償対象であるか確認しておく必要があります。
ダイナースクラブカードのカード付帯保険のサイトを見ると携行品損害に関する保険が見当たりません。
ショッピング・リカバリーしかないのかしら...。
と思っていましたが、補償詳細をよく見たらちゃんと携行品損害に関する補償についても記述がありました。海外旅行傷害保険に含まれるようです。
携行品被害については最大50万円まで保証してくれるようです。
もっと詳しく読んでいくと、色々と支払いに関する条件が書いてあるのですがざっくりまとめると
- 1個あたりの補償金額上限は10万円
- 年間上限額は100万円
- 現金やコンタクトレンズ、サーフィンなどは含まない
- 激しい運動を目的としたアクティビティ中の損害は対象外
- 本来の能力を損なわないかすり傷程度のダメージは対象外
- 戦争等の不可抗力による損害は対象外(テロを除く)
- PC,スマホ等のデータ損失は対象外
- 置き忘れ、紛失は対象外
などなどでした。よく読むとパスポートや運転免許証を破損した場合の再発行にかかる手数料や交通費なども含まれているようなので結構いろいろ補償してくれそうです。
今回はトランクの車輪が壊れてその修理代(ホイール4つ交換+αで約36,000円!)を請求しようとしているので補償対象となりそうです。
保険金請求手続き
補償がついているクレジットカードで支払ったら自動的に察してくれて補償してくれたら楽なんですがそんなことはなくて自分で請求する必要があります。
電話で請求
保険請求の始めの一歩は電話連絡のみのようです。
緊急時以外は帰国後に連絡をすることになっていますが、事故(携行品損害の場合は壊れた日?)から30日以内という制限があるので、1ヶ月を超える長期間の旅行をしている場合は事前にサポートデスクへ連絡をしていたほうが良いかもしれませんね。
というわけで電話してみました。
旅行中にトランクが壊れて修理したので携行品損害保険を請求したいのですが。
トランクはいつ壊れましたか?
...えっと(調べてなかったわ)...9月X日です。
その時どこの国にいましたか?
空港ですか?
空港の人に事故証明出してもらいましたか?
写真はありますか?
トランクの価格を証明できる資料はありますか?
etc., etc.,,,
何も準備していなかったひやまんも悪かったのですがなんかめちゃくちゃ色々と確認が入って30分くらい話してました。疲れた。
最終的に保険金請求時に記入が必要な書類を10営業日位で送るからそれを書いて提出してくださいねということになりました。
必要な書類等についても丁寧に教えてくれるので、疑問が有ればこの電話のときに色々と質問して置くのが良いかと思います。
事前に準備しておいたほうが良かった情報
ざっくりですが電話する前に以下の情報を整理しておいた方が良かったなと反省です。
- いつ事故(破損)が発生したか
- どこで発生したか
- 事故(破損)を証明できるか
- どのような状況で発生したか
- 旅程全体はどうなっていたか(出国日と帰国日の情報)
- 壊れた携行品の詳細(メーカー、価格など)
- 修理する場合は見積もり金額
保険金請求書等の作成
というわけで保険金請求書が届いたのだ。
事前情報どおりで大体電話してから10日位で到着しました。
中身は保険金請求書本体と書き方の紙、返信用封筒などが入っています。
請求書の記入
書式に従って損害が発生した状況について記述していきます。
破損した物品についてはいつどこで購入したか、価格はいくらだったかを記入する必要があります。
リモワのトランクはだいぶ昔に購入したもののため記憶が曖昧だったのでざっくり記入しています。他にも警察届け出とか証人欄などありますが全て記入するのは難しかったので可能な範囲で記入しています。結果としてはこれでもOKでした。
ちなみに今回は修理費用について請求ですが、ダメ元で修理するために店舗まで持ち込んだ交通費も入れておいたらこちらもお支払いいただけました。
必要書類
請求書以外にも物品の破損状況が分かる写真や、旅行の証明としてパスポートの写しなどを用意する必要があります。
必要な書類については補償詳細に一覧が載っています。
4と11は用意するハードルがだいぶ高い気がしますし、実際今回用意できませんでしたが補償金は支払われたのでなくてもなんとかはなるようです。この辺はケースバイケースだとは思いますが、とりあえず損害が発生した段階で最低限写真は撮っておいた方が無難そうです。
ちなみに2についてはパスポートの出国・入国スタンプが有効です。最近は(日本国籍の場合)出入国スタンプが必須ではなくなりましたが任意で押してもらうことも可能です。
今回の件を経験して、思い出と実益を兼ねてスタンプは押してもらったほうが無難だなと感じました。
保険金請求書の送付
返信用の封筒に必要な書類を入れて返送する事もできますが、なんと電子データで提出することも可能でした。気が利いています。
提出用サイトのQRコードが同封されているのでそちらから提出が可能です。
上記QRコードを読み込むと専用サイトに遷移します。
そこから先程記入した請求書やパスポートの写真ページ、パスポートの出国・入国日付印のページ、破損した物品の写真、修理にかかる請求書などをアップロードすることができます。
データ提出をしたら後は支払いがあるまで待つだけです。
全額補償される?
補償金額については請求時点でどの程度の金額になるかわかりません。
物品の時価と修理代のうち価格が低い方が支払われます。
というわけで破損した物品や修理代によっては全額支払われない可能性もあります。
ちなみに1年で10%~30%くらいの減価償却で計算とのことです。
ひやまんのリモワは15年位前に購入したものなので原価償却しきってて価値0円ですと言われても文句は言えないなあと思ってはいましたが
同等品を入手する場合の金額も参考にしますので、とりあえず申請してみては?
と保険会社の方から謎に後押しが有ったのでダメ元で申請した次第です。
新品だと20万円くらいするし、中古品でも10万円位はするんですよね。高いよリモワ。
支払い
電子データの申請後1週間くらいにはがきが届きました。
中身を確認したら無事支払われていました!嬉しい!
この後銀行口座の方も確認しましたが無事に入金を確認できました。
以上で完了です。
まとめ
クレジットカード付帯の携行品損害保険請求を行った件についてご紹介しました。
修理代とは言え決して小さい額ではないので満額保証されて本当に良かったです。
携行品損害保険は初めて請求しましたがそんなに難しくはありませんでした。事故証明書とか用意できない書類があったのでどうなるか不安でしたがなんとかなるものです。
補償対象かどうかの判定や、物によっては満額保証されるわけではないことなど、普段は保険の内容についてあまり気にしていないですがいざちゃんと確認してみると色々と勉強になります。
本来は旅行に行く前にちゃんと確認しておいたほうがいいんですよねえ。反省。
そんな機会は無い方がいいですが、この記事が皆様が保険金請求する際にお役に立てれば幸いです。
でわでわ。ごきげんよう!
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