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ニュージーランドで格安レンタカーを予約する方法

みなさんこんにちは。ひやまんです。

ニュージーランドは自然の宝庫ですが、色々と回ることを考えるとレンタカーを借りたほうが効率的です。しかしながら大手レンタカー会社で借りると一日あたりのレンタル代金もそれなりに結構かかります。

特に一人旅の場合は特に車体に拘る必要もないですし、ただ移動するだけであれば安いに越したことはありません。

というわけで今回はニュージーランドの格安レンタカー会社(Newzealand Rent a car)で車を借りてみましたのでご紹介します。

車体は古いですが、一人旅で移動する分には特に支障はありませんでした。

【ご参考】ニュージーランドでレンタカーを借りる際の基礎知識

そもそも外国で車を運転するのはなかなか勇気がいる行動だと思いますので、以下くらいの情報は把握しておくほうがよろしいかと思います。

ニュージーランドの交通ルール

ニュージーランドは日本と同じで左側通行です。車両も基本的には右ハンドル車です。

そのため日本と同じ感覚で運転することができるので海外運転初心者日本人勢にはなかなか優しい国となっております。

注意点についてニュージーランドの道路交通局がまとめているものがありますのでご一読いただくと良いかと思います。ありがたいことに日本語です。

個人的に大きく違いが有る点は以下の通りです。

ラウンドアバウト

ラウンドアバウトというのは信号のついていない環状道路です。詳しくはWikipediaをご参照ください。

ひやまんの知る限り日本では沖縄県糸満市で採用されているもののみですが、海外では割りと一般的に普及している道路システムです。

道路内の交通量を見定めて侵入する仕組みなので慣れないと結構怖いシステムですが、特に都市部には結構設置されているので避けては通れないかと思われます。

ラウンドアバウトの標識

右折優先(だった)

タイトルどおりで右折が優先だったりしたわけですが、どうやらルールが変わったらしく、基本的には日本と同じように左折優先になったようです。

https://www.nzta.govt.nz/driver-licences/getting-a-licence/road-code/give-way-rule-changes-2012/

ニュージーランドには昔のルールで生きている人もいるかも知れないので注意が必要ですが、まあこの辺は普段運転している人なら感覚でわかると思いますがその場その場で判断していくしか無いですね。

制限速度

主要地方道路の制限速度は特に標識がない限りほとんどが時速100キロです。

なので郊外に出るとみんな100km/hで飛ばしているので慣れるまでちょっと怖いかも知れません。

ちなみにカーブ手前に数字が(制限速度とは別に)出てくる場所があるのですが、その速度にすると無理せず安全に曲がれるよ、という意味なので従っていたほうが無難です。

給油方法

先払い・後払い・セルフなどなどありますが基本的には日本と同じです。

おそらく引っかかるのは油種ですね。

日本だとレギュラー・ハイオクとありますが、ニュージーランドでは91、98(または95)などと表示されています。

車を借りたときに特に断りがなければ91(レギュラー)を給油しておけば問題ないかと思います。

保険

車を運転する場合、特に対人の事故を起こしてしまうと治療費や損害賠償などで膨大な費用がかかることが懸念されます。そのため保険には入っておきたいところです。

日本とニュージーランドでは多少事情が異なりますが、レンタカーを借りる場合であれば基本的に日本で借りる感覚でOKです。

日本でレンタカーする際には対人・対物無制限の保険は込みの値段で、車体の修理費用やレンタカー屋の休業補償をつけるかどうかを選択するわけですが、ニュージーランドも似たような手続きになります。

事故補償制度(ACC)

ニュージーランドでは事故補償制度:ACC (Accident Compensation Corporation)というものが存在しており、交通事故の際に発生する医療費(ニュージーランド国内での治療に限る)はこの補償制度によりカバーされます(状況によって適用されない場合もあります)。

このACCは外国人にも適用されるため、事故による入院費用等に関する保険に加入する必要がありません。自分が事故を起こしても、相手に事故を起こされても医療費に関してはACCで補償されます。

注意点としてはあくまで治療費に関しての補償しかないので、例えば事故により旅程が狂ったために発生した費用(航空券やホテル代など)や損害賠償については含まれない点です。

そのため治療費以上の補償を求めるのであれば別途自身で海外旅行保険などを申し込んでおく必要があります。

※海外旅行保険によっては自分で運転していた場合の交通事故は補償しない場合があるので、内容をよく確認する必要があります。

対物補償

ACCが存在するため対人補償は必要ない(というかレンタカー契約時に選択肢がない)わけですが、レンタカーを借りる際に保険はどうするか聞かれます。これは対物保険についてどうするか聞かれているわけです。

対物保険に加入しない場合は事故を起こした際などに車両に設定されている免責額(修理にかかる自己負担額)を負担する必要があります。

保険に入る場合は保険の費用によってこの免責額が下がるかゼロになるというわけです。

カーナビ

日本ではほぼ標準装備のカーナビですが、ニュージーランドでは有料オプションで付けることができます。

結構お値段もかかるので、SIMフリースマホ+トラベラーSIMでGoogle Mapを使うほうが合理的だと思います。

トラベラーSIMに関しては通話を考えると(アクシデントが有った場合の連絡用ですね)現地で購入したほうがいいですが、Skypeで電話をかけられるようにする、Whatsapp等の準備をする、など対策を立てているならAmazonで買っちゃったほうが楽です。

距離制限

これはレンタカー会社によって異なるかも知れませんが、1~2日程度の短期間レンタルの場合は距離制限(100km/dayなど)がついている場合があります。

日本では馴染みの無い制限ですので、予約する際にはよく確認する必要があります。

Newzealand Rent a car

Newzealand Rent a Carはニュージーランドローカルの格安レンタカー会社です。

他にもいくつかローカル格安レンタカー会社があるようですが、比較的良さそうだったのでこちらを紹介します。

オークランド、クライストチャーチ、ダニーデン、クイーンズタウン等大きめの都市で利用可能です。

大手レンタカー会社との違い

大手だと世界的に有名なHertzやBudgetなどあります。

Newzealand Rent a carは格安レンタカー会社なので主には以下のような違いがあります。

  • お値段が安い
  • 車体が古い
  • 車種の指定ができない

安い分最新機種は使えませんが車を借りて移動するという点にのみフォーカスしたら問題は無いという感じですね。

乗り捨てもできますし、借りたところと返すところを別にする(クライストチャーチで借りてクイーンズタウンで返す、など)ことも可能です。

車体が古いだけで座席のスペースが狭くなるとかはないのでLCCに比べたら良心的です。

ロードサービス等

Car Hire Conditionsのページに記載がありますが、すべての車両はロードサービスに加入していますので、何かアクシデントが有った場合も安心です。

同ページ内のStandard Insurance Coverを読むと免責最大2,300NZDとなっています。ちゃんと確認はしていませんがこれは3rd partyの対物補償かと思われます(車体の補償は別途ある)。事故ったら最大30万円ほどかかりますが一応保険には入っているわけです。

格安といえど事故や故障の際も対応してくれるのでこのあたりは大手とも遜色ない印象です。

予約方法

ウェブサイトから予約することが可能です。

予約時にパスポート番号と自動車運転免許証の番号が必要なのでお手元にご用意ください。

まずトップページで借りる場所と返す場所、日付と時刻、および車種と年齢を選択し、Find My Carをクリックします。

選択可能な車種と価格が表示されるので、希望の車種のSELECTを選択します。

保険やチャイルドシートなどのオプションを選択していきます。

Standard Insuranceは追加費用がかかりませんが免責費用(Excess)が1,000NZDかかります。Reduced Insuranceは追加費用がいくらかかかりますが、追加費用に応じて免責費用が下がります。

Glass Coverは小石等でフロントガラスにヒビが入った場合の保険です。

オプションはお好きなものをご利用ください。

最後に個人情報や運転免許証の情報を入力して、BOOK NOWを選択します。

支払いを行います。Visa/Masterが使用可能です。

カードの情報を入力したら画面を下にスクロールしてSUBMITを選択します。

予約番号が表示されたら予約完了です。

このあとチェックインが必要になります。

メールが送られてくるので案内に従いCLICK HEREのリンクからチェックインを行います。

リンク先で諸々入力後、最後にサイン(PCだとマウスで書くことになる)をしてNextを選択したら予約は完了です。

車両の受け取り・返却

車両の受け取りと返却は省人化されています。今回はダニーデン空港で受け取りを行いましたが、チェックインカウンター等はなく、駐車場においてあるキーボックスから鍵を取り出して勝手に乗っていくスタイルです。

まず空港に着いたら案内に従ってレンタカーの駐車場へ向かいます。

途中分かれ道がありますが、ここは左に沿って進みます。

この看板が目印です。

左側の柱にくくりつけられたキーボックスの中に予約した車の鍵が入っています。

箱の番号と開けるための暗証番号はメールで送られて来ています。

ちなみにひやまんの車の鍵はなぜか指定された箱に入っておらず、電話しても業者が電話に出なくて30分くらい途方に暮れていましたが、あとからちゃんと業者がやってきて事なきを得ました。

格安レンタカーなのでこういうことも有るよな、位の心構えは必要ですね。

こちらが今回レンタルしたお車。日産ノートです。

CDプレイヤーが付いているあたりだいぶ古いのがおわかりいただけるでしょうか。

音楽を流したい場合は自分のスマホ等を使用することになります。当然スマホをつなげるイヤホンジャック的なものもありません。

ホイールが結束バンドで停められているあたりが格安クオリティです。

とはいえこのあと500~600km位走りましたが何も問題は発生しなかったので性能としては十分です。

返却時は鍵返却ボックスに投函したら完了です。

ガソリンは満タン返しらしい

飛行機の時間が迫っていた&最寄りのガソリンスタンドで何故か支払いができなかったため、返却時にガソリンを入れずに返却したら後日レシートともにガソリン代の請求がありましたので満タン返しが基本のようです。

価格も特に法外な値段ではなかったので、飛行機に遅れるくらいなら別途払う図太さもありかも知れませんね。

とはいえ基本は満タンで返しておきたいところです。

【ご参考】ニュージーランドでのツアー利用

自由度の高いレンタカーが有ると旅行が充実するのは確かですが、交通事故のリスク等を鑑みるとツアーを利用して観光するのも選択肢の一つかと思います。

kkdayでは各都市のツアーや空港送迎、各種交通手配などなど行うことができますので、ご利用をご検討してみてはいかがでしょうか。

例えば南島に行くならミルフォードサウンドのクルージングツアーなどがオススメです!

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まとめ

ニュージーランドで格安レンタカーを借りる方法についてご紹介しました。

格安なりの問題も発生してしまいましたが、必要最低限はちゃんとカバーされていますし、機能上大きなトラブルもなく旅程を満了することができました。

個人的には一人旅だったら格安でも問題はないかなと思いますが、自動車を運転するという特性上やはり心配が勝る、という場合は大手レンタカー会社を利用するのもアリだとは思いますね。

ご自身のリスク許容度に応じて利用するレンタカー会社を選択していただくとして、この記事がその判断の一助になれば幸いです。

レンタカーを借りて、ニュージーランドの素晴らしい景色をぜひご堪能ください。

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