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【確定申告をしよう!】確定申告書等作成コーナーから確定申告を行う方法をふるさと納税の寄付金控除する方法を例にとってご紹介

お金

みなさんこんにちは。ひやまんです。

みなさんは確定申告をしているでしょうか。サラリーマンだとあまり馴染みがないという方も多いかと思います。

例えば、サラリーマンは絶対にやっておくべきふるさと納税ですが、

確定申告のやり方が分からないし、なんだか面倒くさそうだし、間違えたら役人が押しかけてきそうで怖い

などの理由で二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしくは、

ワンストップ特例制度を使おうと思っていたけど、うっかり5自治体を超えてしまったわ。確定申告しないといけないらしいけど、やり方が分からないわ。

という感じで悩んでいたりしないでしょうか。

ふるさと納税だけでなく、医療費控除や保険料控除など、確定申告を使いこなして節税することは財産形成の第一歩です。やり方が分からないからとやらないのはとてももったいないです。

確定申告は実際にやってみるとそんなに大したことはありません。むしろ国税庁もちゃんと税金を納めてもらうことに必死なので申告しやすいように色々と工夫してくれています。

申告する量にもよりますが、慣れると1時間かけずに完了することが可能です。

というわけで今回は国税庁が運営する確定申告書等作成コーナーの操作方法について、ふるさと納税の寄付金控除を例にご紹介しようと思います。

税金関連や確定申告時の操作については調べた上で発信しておりますが、なにぶんお金が絡むお話なので、正確な情報や実際の手続きについては専門家にご確認いただければと思います。本記事を参照した結果については自己責任でお願いします。

そもそも確定申告って何?

確定申告とは、その年に得られた所得から支払う税金を計算して自分で国に申請する手続きのことです。

フリーランスとか個人事業主だけがやるものじゃないの?

サラリーマンは関係なくない?

と思われている方もいるかと思います。実際サラリーマンで確定申告をしたことが無い方も大勢いらっしゃると思います。なぜなのでしょうか。

サラリーマンと源泉徴収と年末調整

サラリーマンの場合、税金(所得税と住民税)を源泉徴収という形で事前に給与から天引きしています。このとき源泉徴収される税金の金額は、給与水準から概算額を推定したものになっています。

つまりあくまで一時的に払う仮の金額です。最終的には1年間に実際に支払われた給与から本来払うべき額を算出する必要があります。そしてその額を確定申告で国に報告し、納税する必要があります。

年末調整とはその本来払うべき税金の額を会社が計算してくれる作業のことです。さらに納税まで実施しています。そのため、多くの場合個人で確定申告を行う必要がありません。

会社が確定申告を肩代わりしていたことはわかったけど、年末調整するとお金が戻ってくることがあるよね?あれはどういうこと?税金を払うために確定申告するんだよね?なんでお金戻ってくるの?

源泉徴収で給与から天引きされる税金(所得税や住民税など)は概算で算出されています。年末調整をした結果、本来払うはずの税金額がすでに徴収している金額よりも少ないことが判明した場合(つまり徴収し過ぎだった場合)その分が還付されるからです。

確定申告が必要なサラリーマン

年末調整最高じゃん!会社がやってくれるなら俺には関係ないな。寝よ。

概ねサラリーマンに確定申告は必要ないかもしれませんが、必ず不要というわけではありません。例えば以下に該当する方は確定申告が必要なので気をつけましょう。

  • 給与収入が2,000万円を超える場合
  • 給与以外の収入がある場合(副業、株式配当、不動産所得、山林所得、etc.)
  • 年末調整ができなかった場合

最後の年末調整ができなかった場合はたまに発生するので気をつけたいところです。ひやまんも保険の払込証明書を提出し忘れていて、保険料控除を受けるために自分で申告する事になったことがあります。

サラリーマンでも確定申告をしたほうがいい場合

給与2,000万円ももらってないし、給与以外の収入もない、年末調整の手続きも毎回必ず期限内に終わらせているしやっぱり俺には関係ないな!寝よ。

そのまま寝てしまってもいいのですが、例えば以下の場合には還付金が出る(これを還付申告という)ので、確定申告を実施したほうがいいです。

  • 医療費控除や寄付金控除(ふるさと納税)を受ける場合
  • 住宅ローンを受けたいサラリーマン(初年度のみ)
  • 年度の途中で退職して年末調整していない人

特にふるさと納税は誰でもできるお手軽節税策なので、やったほうが得というかやらないと損です。確定申告でその恩恵を受けられるように準備するのがおすすめです。

ちなみに還付申告は義務ではないのでやらなくてもお金が返ってこないだけで特に問題はありません。

確定申告を実施する期限

確定申告義務の有無で変わります。税金を納める場合はキッチリ期間決めてやるけど、還付がある場合は猶予期間が長いということです。

個人的には各種手続きは忘れがちですし、書類も無くしかねないので早めにやってしまったほうがいいと思います。

確定申告の義務がある人(主にフリーランスなど個人事業主)の場合は、対象となる年の翌年の2月16日から3月15日までに実施する必要があります。

例:2021年の所得に対して確定申告を行う場合は、2022年2月16日~2022年3月15日に実施する必要がある

確定申告の義務がない人(主にサラリーマンの還付申告)の場合は、対象となる年の翌年の1月1日から5年間までに実施する必要があります。

例:2021年の所得に対して確定申告を行う場合は、2022年1月1日~2026年12月31日に実施する必要がある

確定申告に必要なもの

給与所得を得ている借家一人暮らし独身サラリーマンがふるさと納税の寄付金控除を申告する場合をモデルとし、パソコンを用いて国税庁の確定申告書等作成コーナーからe-taxで申請する場合を考えます。必要なものは以下のとおりです。

  • パソコン(スマホやタブレットからも申請自体は可能)
  • マイナンバーカード
  • スマートフォン(マイナンバーカード読み取り用)
  • 源泉徴収票
  • 寄付金証明書(ふるさと納税後、自治体から送付されてくる、寄付金の額が分かる書類)
  • 銀行口座(銀行名、支店名、口座番号。還付金振込先の指定に必要)

確定申告の手順

国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスし、作成開始を選択します。

マイナンバーカード方式を選択します。

マイナンバーカードの読み取り

この先で申請方法の選択やマイナンバーカードの読み取りを行います。手順は下記の記事を参考にしてください。

申告内容の確認

申告書の作成画面が出力されたところから続きます。次へ進むを選択します。

生年月日と申告に関する質問が表示されます。質問は1つ答えるごとに次の質問が出力される形式です。

1社勤務、給与以外に収入なし、年末調整済み、寄付金控除(ふるさと納税)だけであれば質問の内容と回答は以下のような感じになると思います。ご自身の実態に合わせて回答してください。(例えば株式配当がある場合や、20万円以上の雑所得がある場合、1番上ははいになります。)

すべて回答したら次へ進むを選択します。

源泉徴収票内容の入力

源泉徴収票の入力を行います。xmlデータはなく、紙(もしくはPDF)で配られている場合を想定し、入力するを選択します。

源泉徴収票の内容を入力する画面が表示されます。源泉徴収票との対応については丁寧な案内もあるので、迷うことはないと思います。全ての入力が終わったら入力内容の確認を選択します。

入力した内容が反映されます。問題なければ次へ進むを選択します。

収入金額・所得金額の入力画面に遷移します。株式配当等、給与以外の収入がある場合はこの画面で入力を行っていきます。今回は給与所得のみですので、右下にある入力終了(次へ)を選択します。

所得控除の入力

所得控除の入力を行います。今回はふるさと納税による控除なので、寄附金控除を選択します。

寄附金額の入力画面が表示されます。入力するを選択します。

寄附先の自治体と金額を入力する画面が出力されます。ふるさと納税を行った際に発行される寄付金受領証明書に従って内容を入力してください。必要な情報はすべて記載されています。完了したら入力内容の確認を選択します。

下図は山形県寒河江市に10,000円寄付した場合の入力内容例です。

先程のにゅうy録内容が反映されていることがわかります。他の自治体へも寄付をしている場合は別の寄付金を入力するを選択し、この入力を繰り返してください。入力が完了したら次へ進むを選択します。

入力内容に応じて控除額が表示されます。2,000円は自己負担が必要なので、10,000円の寄付に対して8,000円の控除は合っていそうです。問題なければOKを選択します。

所得控除の入力画面に戻ります。寄附金控除が反映されていることが確認できます。確認後、入力終了(次へ)を選択します。

税額控除・その他の項目の入力

住宅借入金の特別控除などの入力を行います。今回は対象外なのでそのまま入力終了(次へ)を選択します。

計算結果確認

所得と控除を計算した結果が表示されます。年末調整済み+ふるさと納税で確定申告の場合は還付金の額が表示されます。後日この額が指定の講座に入金されます。確認したら画面右下の次へを選択します。

住民税等の入力

住民税等の入力の画面が表示されます。今回は特に関係ないので、画面の通り設定して入力終了(次へ)を選択します。

住所氏名等入力

住所氏名や、還付金がある場合は銀行口座の指定を行います。画面に従って入力してください。入力が完了したら画面右下の次へ進むを選択します。

マイナンバーの入力画面が表示されます。マイナンバーを入力して次へ進むを選択します。

送信・印刷

作成した書類をe-taxで提出します。印刷して保存することもできます。画面の指示に従って提出してください。完了したら画面右下の次へ進むを選択します。

終了するを選択したら完了です。必要に応じてアンケート回答もできます。

まとめ

確定申告でふるさと納税の寄付金控除を申請する方法についてご紹介しました。基本的に源泉徴収票や寄付金受領証明書を参照しつつ、画面の指示に従って入力していくだけの簡単な作業であることが伝われば幸いです。

今回は寄附金控除ですが、似たような手順で医療費控除もできますし、年末調整の際に保険料控除の申請を忘れた場合などにも対応できます。配当金控除までやるとちょっとだけわかりにくくなりますが、基本的にはどれも同じように処理できます。年に1回しかチャンスはありませんが、ぜひやってみてください。

確定申告はそれ自体で還付金があるなどのメリットもありますが、税金について知る良いきっかけにもなるので積極的にやっていってもらえればと思います。

でわでわ。ごきげんよう!

記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。「参考になった」「お疲れ様」という方がいらっしゃいましたら、チップ(100円~)大歓迎です。今後のモチベーションにつながります。

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